花の文化園のロゴ




根っこが見えるガラス張りの花壇ができました
ガラスガーデン全景

 草花や野菜の根が土の中がどのように育っているか・・・気になりませんか?

 花の文化園では、植物の根の生長が見えるユニークな「ガラスガーデン」を作りました。植物は花や葉、茎を生長させるために、根を土の中に伸ばして、必要な水分や養分などを吸収しています。植え替えの時や根菜など、植物の根を目にすることは珍しくないと思います。しかし、鉢植えでは根がグルグルに巻いた根鉢になっていたり、掘り起こすと細い根が切れたりして、土の中でどのように伸びていたのか見ることができません。 そこで防腐処理した木材で深めの枠を作り、ひとつの側面をガラス張りにした花壇を作りました。ガラス張りにすることにより、土の断面をいつでも見ることができるようにしました。

ジャガイモの根
ジャガイモの草はだいぶ大きくなり、根は60cmほど伸びて花壇の底まで届いていますが、イモは全くありません。いつ頃どの辺りにできるのかとっても楽しみです。(5月7日)

 

大根

グラジオラス

 

こんな風にして作りました

ずらりと並んだガラス花壇

 上の写真のような、深さ約70cm、幅約100cm、奥行き約40cm の寸法の花壇を23個作成し、 側面に厚さ1cmのガラスを張りました。

 側面をガラス張りにするだけでは、土の中を見ることができても植物の根を見ることはできません。植物の根は、光の当たらない暗い場所に伸びていく習性があるため、ガラス張りにして光が当たってしまうと、光の当たらない土の中へと逃げてしまいます。

 また藻なども発生してしまうので、普段は光を遮り、観察するときだけ開けるようにしなければなりません。そこで巻き取り式のロールカーテンを取り付けました。普段は遮光用の黒いスクリーンを下げておき、ガラス面に光が当たらないようしておきます。観察する時だけスクリーンを巻き上げれば、今まさに生長している状態の根を観察できます。観察するときは、スクリーンを軽く下に引くと、自動で巻き上げられ、土の中が見られます。観察終了後は、スクリーンを一番下まで引き下ろして、再びガラス面を覆い隠します。

 現在はユリ、グラジオラスなどの球根植物やジャガイモ、ゴボウ、ダイコン、ニンジン、ヤマノイモ、ラッカセイなどを植栽しています。根の伸び方は植物によってさまざまで、地上部の大きさからは考えられないくらい深く伸びているものもあります。
 植物の根が日々伸びていく様子、園のスタッフにとっても発見の連続で、毎日ロールカーテンを開けて観察しています。落花生やジャガイモが、土の中でどんなふうに育つのか、早く大きくなるのを待っています。

面白い観察ができたら、このコーナーで紹介していきます。

夏にはカブトムシなど土の中で過ごす昆虫などの展示もする予定です。

ロールカーテンをあけると

土を入れた状態

 

▲UP

大阪府立花の文化園